SNSで気軽に情報発信ができるようになった今、「ホームページを制作する必要はあるのか?」と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。実際、手軽さや運用コストの面から、SNSをホームページ代わりにされている小規模事業者も少なくありません。
しかし、ホームページにはSNSでは得られない独自のメリットが数多く存在します。
この記事では、ホームページ制作歴6年以上の筆者の経験をもとに、小規模事業者がホームページを持つべき7つのメリットについて解説します。
ホームページを持つことで、どのようなメリットがあるのかを知り、ビジネスの成長につなげていただければ幸いです。
小規模事業者がホームページを持つべき7つのメリット
1. 24時間365日、情報を提供できる
ホームページは、あなたのビジネスにとって24時間365日稼働する営業マンのような存在です。
実店舗やオフィスが閉まっている時間帯でも、ホームページは常に訪問者に向けて情報を発信し続けます。顧客は、いつでも商品やサービスの詳細を確認したり、お問い合わせフォームから質問したりすることが可能です。
特に小規模事業者にとって、限られたリソースの中で効率的に新規顧客を獲得するためには、ホームページの「24時間営業」という強みは大きな武器になります。どの時間帯でもビジネスの魅力を伝え続けることができるため、営業機会を最大限に引き出すことができるのです。
2. ビジネスにおける信頼性が向上する
SNSは、その手軽さやコストの低さから誰でも簡単に情報発信を始めることができます。しかしその反面、SNSだけでは信頼性が低いと見られてしまうことも少なくありません。
一方、ホームページは、持っているだけでプロフェッショナルな印象を与えることができるというメリットがあります。
例えば、会社の所在地や連絡先、サービス内容をきちんと掲載したホームページは、訪問者に「しっかりした企業だ」と感じさせ、信頼性の向上に繋がります。
よくあるパターンとしては、SNSで気になる情報を見つけた後、ホームページにアクセスして詳細を確認するという流れがあります。この時、ホームページでしっかりと情報を提供しているかどうかが、訪問者の信頼を勝ち取るポイントになります。
結果的に、ホームページの役割は情報発信だけでなく、ビジネスの信用度アップにも大きく貢献します。
3. すべての情報を一元管理できる
会社や店舗に関する全ての情報をホームページに集約することで、顧客にとって一番信用できる情報源としての役割を果たすことができます。
近頃はインターネット検索よりも、SNSやGoogleマップからの流入の割合が増えている傾向にあります。これを聞くとホームページを持つ必要性が薄れているように思えますが、情報の一元化という観点から見ると、ホームページの重要性は高まっていると言えるでしょう。
SNSでは単発の投稿が多いため、情報が散逸してしまうことがあります。顧客が求めている情報を探すには、過去の投稿を遡ったりキーワード検索をするという手段しかなく、非常に手間がかかります。
またGoogleマップは、店舗の所在地や基本情報を伝えるには便利なツールですが、詳細なサービス内容や最新のお知らせを一元的に管理するには限界があります。
これらに共通して言えることは、外部のサービスはプラットフォーム独自の制限やルールに縛られるため、自社の情報を自由に管理することが難しいという点です。
ホームページは自社の情報の一元管理に最適
ホームページの場合は、プラットフォームに縛られることなく、コンテンツを自由に発信できます。
SNSでは必要な情報を探すのが難しいと言いましたが、ホームページならページ毎にコンテンツを整理でき、ナビゲーションメニューから必要なページにすぐにアクセスできるというメリットがあります。
また、Googleマップでは発信できる情報が限られていますが、ホームページなら自社の情報を自由に発信できるため、より詳細な情報を提供することが可能です。
まずはSNSやGoogleマップから店舗や事業のことを知ってもらう→さらに詳しい情報を知りたいという意欲的なユーザーに対して、ホームページに誘導するという流れが可能になります。
これらのメリットから、ホームページは情報の一元管理において非常に有用なツールであると言えるでしょう。
4. 自社ブランディング・差別化ができる
ホームページは、オリジナルのデザインやコンテンツを駆使して自社のブランドイメージを反映できる貴重なプラットフォームです。
SNSや他の外部プラットフォームの場合、既定のデザインやレイアウトに制約されるため、他社との区別がつきにくくなりがちです。
しかし、ホームページならカラーやフォント、レイアウト、写真、ロゴなど、すべてをカスタマイズすることで、自社の独自性を強調できます。これにより、訪問者に強い印象を与え、競合他社との差別化を図ることができます。
さらに、オリジナルのデザインは、ブランドの信頼性や一貫性を高める効果もあります。顧客に対して、視覚的な一貫性を持った印象を残すことで、ブランドの認知度やファンの増加にもつながるでしょう。
5. 地域特化のSEO対策でローカル顧客を獲得できる
ホームページを持つことで、特定の地域に焦点を当てたSEO対策(ローカルSEO)を行うことが可能になります。地域に特化したキーワードを取り入れることで、近隣エリアでビジネスを探している潜在顧客に見つけてもらいやすくなるのです。
例えば、「東京 カフェ」「大阪 花屋」のような地域名を含むキーワードで上位表示されることで、地元での認知度が向上します。
特にスマートフォンの普及により、消費者は外出先で近くの店舗やサービスを検索することが増えています。このとき、地域に特化したSEO対策を施しているホームページがあると、その検索結果で目立つことができます。
特に小規模事業者なら、地域密着型のビジネスを強調することで、地元の顧客を獲得しやすくなります。ローカルSEO対策をしっかりと行うことで、ローカル顧客を獲得するための強力なツールとして活用できるでしょう。
6. SNSや他のプラットフォームとの相乗効果を狙える
ホームページを持つことで、SNSや他のプラットフォームと連携し、相乗効果を生むことが可能になります。
SNSは即時性が高く、顧客とのリアルタイムなコミュニケーションに適していますが、投稿内容は流れてしまいがちです。一方で、ホームページは長期的な情報の蓄積や、詳細なコンテンツの提供に強みがあります。
たとえば、SNSでキャンペーンや新商品の情報を発信した場合、その投稿からホームページの詳細ページやオンラインショップへのリンクを設けることで、より多くの情報を提供でき、顧客の行動を促進できます。
さらに、ホームページからSNSへのリンクを設置することで、SNSのフォロワー数やエンゲージメントを増やすことができます。これにより、ブランドの認知度が広がり、異なるプラットフォーム同士が補完し合う形で、ビジネス全体の露出を高める効果が期待できます。
7. 質の高い問い合わせを常時受け付け可能になる
ホームページにお問い合わせフォームを設置することで、24時間365日、いつでも顧客からの問い合わせを受け付けることが可能になります。
電話対応の場合、営業時間内でしか受けられず、機会損失が発生することがあります。しかし、ホームページならば時間に関係なく顧客の疑問や要望に対応でき、ビジネスチャンスを逃すことがありません。
また、SNSでのメッセージ対応も便利ですが、誰でも気軽に連絡できる分、スパムや不要なメッセージが多くなりがちです。そのため、本当に必要な問い合わせが埋もれてしまうリスクがあります。
一方で、ホームページ上のお問い合わせフォームを利用すれば、スパム対策を施すことができ、より質の高い連絡を受け取ることができます。
また、フォームには顧客の名前や会社名、メールアドレスなど個人情報の入力を促せるので、SNSよりもフォーマルで、より商談につながりやすいコミュニケーションが可能です。
【結論】ホームページは小規模事業者にとって必須のツール
以上、小規模事業者がホームページを持つべき7つのメリットについて解説しました。
SNSやGoogleマップでの集客が有力になりつつありますが、ホームページ独自の強みも多く存在するということが分かっていただけたかと思います。
これを機に、ホームページを持つことの重要性を再認識し、ビジネスの成長につなげていただければ幸いです。
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